津軽三味線を習い始めて10年程経ちますが、習うにつれて面白くなり、どんどん次に進みたくなります。
津軽三味線とは、と問うと迫力や派手さをイメージする方が多いと思います。
しかし、それだけではなく、繊細さや素朴さを秘めています。
単独ではない場合には、他の奏者との駆け引きや歌手との駆け引き等もあり、合奏をする時には一糸乱れず鳴り響く音等、本当に奥が深いです。
地域によっては津軽三味線をされる方が多かったり少なかったりしますが、私の住む所にはあまり居ません。
少し寂しい部分もありますが、それを伝えて仲間を増やしたい、そう思う事でまた練習に力が入ります。
最近では民謡だけに留まらず、歌謡曲や今流行っている曲等を演奏する機会もあります。
誰もが知っている様な曲を弾く事でまた三味線って色んな曲が弾けるんだなぁ。
案外思ってたより古臭くないかもって、思って貰える機会が増えました。
私も時々人前で演奏させて頂く事がありますが、民謡を演奏する時と歌謡曲を演奏する時、またポップス等を演奏する時、お客様の客層で曲を決めたりする事もあるのです。
でも、反応が違うと私もやって良かった。と思います。
私自身、大会で優勝や入賞を頂いてますので、最後に津軽じょんがら節の独奏を演奏すると誰もが惹きつけられます。
その感覚が楽しくて長い事津軽三味線を楽しんでおります。
いつか師匠みたいになりたいと思いますが、あと30年程は頑張らないと難しいですかね。
そう思いながら頑張っているところです。